オンライン資格確認・診療所クラスでできるだけ安いネットワーク構成を考える

2021年2月6日

ただいま検討中。レセコンとの連携を考慮したうえで、できる限り安い構成品でネットワークを組む。

オンライン資格確認ポータルで提案されているネットワーク構成では、具体的な製品名が記載されておらず、いったいどのような機器を購入したらよいのかよくわかりません。L3スイッチ、L2スイッチというと少し専門的すぎて手を出せない気分にさせられます。セキュリティーを確保したうえで、可能な限り安く構築できるネットワーク構成を考えてみます。

図の例ではバッファローの名機「BBR-4HG」で実現してみました。この装置は2003年9月に発売され、今も現役で販売されている。手軽な価格である上に、必要十分、最低限の機能を簡便なWeb画面で設定可能。
これに、オンライン資格確認端末に必要なLANポート×2を実現するためにLANアダプタ「LUA-U3-A2G/C」を追加します。


 


 

IPSec+IKEによる接続は、富士通の提供するFENICSⅡ ユニバーサルコネクト アドバンスメディカルVPN接続サービスをを想定しています。これは、オンライン資格確認端末にソフトウェアVPNをインストールし、インターネット接続を通じて支払基金・国保中央会の「オンライン資格確認等システム」にIPSec+IKE接続を行うというものです。この接続を行うことで、難しいIPv6接続の設定や、高価なルータの購入を回避します。

今のところ、Buffaloルータ2台で7,000円弱、LANアダプタ7,000円弱、FENICS接続が月額2,500円(初期費用5,000円)。

レセコンとの接続連携にかかる費用は、オプション費用、接続にかかる作業料、検証費用などがあるため、そこそこの金額はかかるはず。このあたりは使用中のレセコンの販売店に聞く必要があります。

実は、悩ましいのが「オンライン資格確認端末」の選定です。プレインストールOSとしてWindows10 IoT enterprise 2019 LTSC 64bit版が導入されたパソコンを探しています。もともと製造用機器や、キオスク端末など、機能限定された機器に導入するようなOSですので、一般的に店頭に並ぶパソコンでは選択すらできません。アイ・オー・データの記事を見かけましたが、一般に向けての販売はしないのでしょうか。VAIOには法人向けへの同OSの提供記事があるのですが、やはりこちらは一般に向けての提供はないのかな。

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