オン資端末を単体導入した時のファイル共有のためのネットワーク設定

2021年2月14日

オンライン資格確認端末を、レセコンベンダー以外からも導入可能です。たとえばNTT。(西日本には紹介がないか???)

オンライン資格確認端末(オン資端末)をレセコンベンダー以外(例えばNTT)から導入した場合、レセコンとの連動についてはレセコンベンダーに依頼する必要があります。連動のための費用はもちろん必要ですので、オン資端末だけの価格で「安い」と判断されないようお気をつけください。

さて、オン資端末とレセコンは「ファイル共有」という仕組みで連動するのですが、セキュリティー確保のために、ルータの設置が推奨されています。

オン資端末接続イメージ

接続イメージを機作してみました。オン資端末、レセコンそれぞれからお互いがどこに(どちら方向に)存在しているか、routeを記述してやる必要があります。もちろん、デフォルトゲートウェイに直近のルータを記載してもよいのですが、デフォルトゲートウェイに記載できない場合はrouteを記述してどのルータの先に存在するのかを記述してあげましょう。

上記routeコマンドの意味をレセコン・電子カルテ側を例に紹介すると次のとおりになります。
 route add -p 192.168.10.0 mask 255.255.255.0 ④のIP
  → 192.168.0.xxx のアドレスに対するパケットが発生したら、④のIPアドレスの装置(ルータ)を経由してね。

ところで、図には「FLET’S」とあたかもNTTの回線を使用するかのように記載しましたが、もちろん既存インターネットを使い、IPsec+IKEによる接続をしても良いのです。オン資確認の構築をNTTに依頼すると、FLET’S限定での導入ということになるのでしょうか。。。オン資確認はネットワークの接続が肝ですから、ネットワークも含めてまるごと面倒を見てくれるNTTに手配するのも安心なのかもです。オンライ資格確認で使用可能な回線はこちらの記事記載しています。