オンライン資格確認のアプリケーションプログラムは入手可能?
医療機関でもオンライン資格確認のアプリケーションが入手可能なのでは?
以前の記事では、医療機関でオンライン資格確認のアプリケーションが入手できずこれでは自力構築ができないという記載をさせていただきました。入手できないのは本当なのでしょうか?
アプリケーションプログラムは「医療機関等ONS」というサイトで提供されていて、「医療機関等向けポータルサイト」とはまた別のアカウントでログイン可能になります。
過去参照した資料にある vender_onsinf@(アット)ssk.or.jp に申請すると「医療機関等ONS」に登録可能なようです。
アプリケーションを入手したら存分に導入してみていただきたい!
アプリケーションさえ入手できればしめたもの。以後は存分に導入を試みていただきたいです。手順書通りに行えば、、、複雑ではありますが多分どなたでもセットアップできるはず。
私はIP-VPN方式での接続経験がないのでこの部分の難しさについてご紹介はできませんが、回線の問題さえクリアできれば手順書通りにインストールすればほぼ動く。もっと手順を簡単にしてほしいなという希望はありますが、ほんとに普通に動きます。
動かすだけならWindows10 Proでも
ただ動かすだけならば手持ちのWindows10 Proでも動作するのではないかと思われます。ただし、セキュリティーアップデートや顔認証付きカードリーダの動作保証はしないよ、ということのようです。
オンライン資格確認は、Web画面からであれば手動で保険証の情報を入力し、資格の有無を確認することは可能です。必ずしも顔認証機能付きカードリーダが接続されていなければ全く使用できないというわけではありません。
むしろ容易に情報が閲覧できて怖くなる
動作可能になったら、まずは自分のマイナンバーカードで動作確認です。
簡単に保険証の情報、住所が参照可能になることがわかります。患者様から許可を得るとはいえ、登録されている住所が見えてしまうって、これって大丈夫なのでしょうか?いろいろな事情で、登録先の住所を隠したい人もいるでしょうから、この情報は参照できなくて良いのではないか?と思ってしまいます。
今までの保険証での確認であれば、住所を記載していなくても差し支えありませんし、住所の記載は問診票等による患者様の自由意志で記載できたのですが、住所まで閲覧できるとは。。。
特定健診の閲覧もできた
今の所レセコン等連携システムが必要かもしれませんが、検診の結果も閲覧することができました。私は協会けんぽの「生活習慣予防健診」を受診しているのですが、昨年分(令和2年分)が閲覧できました。組合健保の同僚の閲覧も試みたのですがこちらには参照可能な結果なしと。組合健保も、いずれ閲覧可能になる予定です。
今後は服薬情報や電子処方箋などのインフラにも
令和3年10月からは「服薬情報」の閲覧も可能になると聞いていますし、いずれは「電子処方箋」のインフラとしても使用されるでしょう。医療ネットワークインフラの肝になる部分ですので、トラブル対応も含めて自力でできるようにしておくことは必ずメリットが有るはずです。ベンダ任せにせず、仕組みを理解した上で運用するには、やはり自力で導入できる環境をより積極的に提供するべきではないかと思うのですが、いかがでしょうか。