レーザープリンタの紙詰まり
レーザープリンタの紙詰まりが頻発している場合に、騙されたと思って試してみてもらいたいことがあります。
それは、「用紙の漉き目を気にする」ということです。
最近まで私も全く知らず、「紙の質が悪いから紙詰まりが起こる」とか、「プリンタのせい」とばかり思っていました。
ところが、この「漉き目」というのを気にし始めてから、不思議とレーザープリンタの障害が治ることが多いようです。
最近のレーザープリンタは、時間当たりの印刷枚数を多くするため、長辺から吸い込む傾向にあるようです。これに対して、多くの紙は「縦目(Y目)」という縦方向の漉き目である場合が多く、これが吸い込み方向と相性が悪いのだとか。
紙の目についてはこちらの記事が詳しいです。
http://homepage2.nifty.com/t-nakajima/kamikiso06.html
さて、具体的にどうすればよいかというと、
- 長辺から吸い込むプリンタ(LEF)には「横目(Y目)」の紙を
- 短辺から吸い込むプリンタ(SEF)には「縦目(T目)」の紙を
それぞれ使うようにします。
そうすることで、紙詰まりが減り、紙を吸い込むときのビビリ音が小さくなりました。
また、プリンタのメーカによっては『推奨紙』として、メーカ独自で用紙を用意しているケースもあります。漉き目だけではなく、用紙の厚さや粗さも影響するようです。
紙詰まりでサポートを受けた時に「用紙が悪いですね」と言われたら「横目・縦目」を思い出してください。用紙が悪いのか、プリンタが悪いのかを見極めるには『推奨紙』を使ってみてください。